【All-in-One WP Migration】容量が512MB以上でも無料版を利用する方法

ワードプレスの引越しが簡単にできるプラグイン「All-in-One WP Migration」ですが、無料で使えるデータ容量は512MBまでです。

長くブログをやっている場合などはデータファイルが蓄積してしまい、無料の範囲を超えてしまうことがあります。

ただ、できれば無料の範囲内で、All-in-One WP Migrationを使って引越しができると嬉しいですよね。

そこで今回は、データ容量が512MBを超えてしまっている場合でも無料版のAll-in-One WP Migrationを使う方法について見ていきましょう。

wordpressデータ容量が512MBを超えてしまう原因

wordpressのデータ容量が大きくなってしまう原因は、主に画像などのメディアファイルの蓄積が考えられます。

そのため、写真や動画などのデータをたくさんアップロードしていると、All-in-One WP Migrationを利用する際のファイル容量が512MB以上になってしまう可能性があります。

512MB以上のファイルに無料版All-in-One WP Migrationを使う方法

All-in-One WP Migrationを使ってサイトを引っ越す際に、無料で利用できる範囲は512MBまでですよね。

「エクスポートしようと思ったら、512MB以上で有料になってしまった」のような場合は、以下の方法で解決できる可能性があります。

  • 画像を圧縮する
  • エクスポートの内容をカスタマイズする

では、詳しく見てきましょう。

画像を圧縮する

データ容量を小さくするためには、画像の圧縮なども効果的です。

引越しを始める前に画像圧縮でデータ容量を小さくすれば、処理速度の短縮にも繋がります。

画像圧縮する時にオススメなのは、圧縮率が良いプラグイン「Compress JPEG & PNG images」です。

こちらの記事に詳しくまとめているので、良ければ参考にされてください。

エクスポートの内容をカスタマイズする

All-in-One WP Migrationは、エクスポートする際にオプションの設定を行うことができます。

そのため、データ容量が大きくなっているものだけをエクスポートしなければ、512MB以下に抑えてプラグインを利用することができます。

画像ファイルはデータが大きくなりがちなだけでなく、手動で移動させる際のフォルダもわかりやすいので、容量オーバーの対策にオススメです。

【All-in-One WP Migration】エクスポートを512MB以内に抑えてサイトを引っ越す手順

まず、All-in-One WP Migrationを使ってサイトを引っ越す時の手順や基本の操作は、こちらの記事で詳しく解説していますので、参考にされてください。

ここからは、All-in-One WP Migrationでエクスポートをする時に、512MBを超えていた場合の操作についてまとめていきます。

移行前のサイトで行うこと

All-in-One WP Migrationでワードプレスの移転を行う時に、エクスポートするデータが512MB以上のデータがある場合の移転前のサイトで行う作業はこちらになります。

512MB以上のデータがある場合の移転前のサイトで行う作業

  1. 移行元のwordpressを最新版にする
  2. 移行元サイトにプラグインをインストールする
  3. 移行元のサイトからオプションを指定してファイルをエクスポートする
  4. 移行元のサイトからFTPで必要なファイルをダウンロードする

①と②は通常の操作と同じなので、各リンク先の操作説明をご確認ください。

では、512MB以上の場合にのみ必要となる操作の③と④について、詳しく見ていきましょう。

オプションを指定してファイルをエクスポートする方法

wordpressのサイトを移行する際のデータは、エクスポートで抽出します。

512MBを超えるデータがある場合は、このエクスポートの際に不要なデータを除くオプション設定が必要です。

All-in-One WP Migrationのエクスポート画面には、「高度なオプション」という項目があり、クリックするとタブを開閉することができ、次の画像のような画面が現れます。

エクスポートするデータの容量を抑えるために、不要なデータにチェックを付けてエクスポートを開始しましょう。

オススメのオプション設定について

高度なオプションの設定は、画像の赤枠で囲っているこちらの3つがオススメです。

  • スパムコメント
  • 投稿リビジョン
  • メディアライブラリ

ちなみにですが、それぞれ以下の内容に関する設定となります。

項目 内容
スパムコメント 記事に投稿される不愉快なスパムコメントのこと(通常は不要)
投稿リビジョン 記事作成中に自動保存されている記事の事(復元予定がなければ不要)
メディアライブラリ メディアライブラリにアップロードしている写真などのコンテンツ

このような内容なので、特別な理由がなければエクスポートから除外することがオススメです。

FTPで必要なファイルをダウンロードする方法

移転前のサイトで行う手順④の作業は、FTPでメディアライブラリのデータのダウンロードです。

エクスポートする際にチェックをした項目はエクスポートされないので、手動で移行する必要がありますが、オススメで除外した項目のスパムコメントと投稿リビジョンは通常移さなくても問題のないデータです。

そのため、記事コンテンツに影響の出てしまうメディアライブラリのデータを、FFFTPやCyberduckなどのFTPソフトを使用してダウンロードしましょう

メディアライブラリのファイルは、ワードプレスの「wp-content/uploads」の中にあります。

「wp-content/uploads」 のフォルダを開く
ファイルをダウンロードする

このように、「upload」の中にある必要なメディアライブラリのデータをダウンロードしましょう。

移行後のサイトで行うこと

移転後のサイトの操作方法も、通常の作業と異なるあります。

512MB以上のデータがある場合の移転後のサイトで行う作業

  1. 移行先のwordpressを最新版にする
  2. 移行先サイトにプラグインをインストールする
  3. 上限UPの拡張プラグインを入れる
  4. 移行先のサイトにエクスポートしたファイルをインポートする
  5. 移行先のサイトにFTPでダウンロードしたファイルをアップロードする
  6. 確認して完了

このように、「エクスポートしたデータのインポート」の他に、「ダウンロードしたファイルのアップロード」が必要になるので、忘れずに行いましょう。

では、通常操作と異なる手順⑤について見ていきましょう。

FTPでダウンロードしたファイルをアップロードする方法

移転前のサイトの作業の時にFTPでダウンロードしたファイルは、移転後のサイトにFTPでアップロードします。

階層が移転後のサイトになっていることを確認し、ダウンロード同様の「wp-content/uploads」の中にアップロードを行いましょう。

移転前の状態と同じ階層になるように、そのまま入れるだけで問題ありません。

アップロードが完了すると、メディアライブラリのデータも移転後のサイトで確認できるようになります。

しっかりと反映されているかを確認し、移転作業を終えましょう。