ワードプレスを超簡単に丸ごと移行できるプラグイン!サーバー移行にも使えます!

ワードプレスでブログ運営をしていると、ブログの再構築や売買などで、 ドメインやサーバーを変えたくなり、サイトを丸ごと移動したいって事も出てくると思います。

が、いざやろうと思うと移行作業はバックアップを取るところから始まり、FTPで操作したり…
と、 面倒なことや難しいことがあって、心が折れそうになる場合も多いと思いです。

そこで今回は、ワードプレスの移行が超簡単にできるプラグインを紹介します。これはサイト量産や万が一の時の為のバックアップにも使えるので是非、活用してください。

今回は、一押しのバックアッププラグイン、「All-in-One WP Migration」を使ってのサイトの引っ越しやバックアップ方法を説明して行きます。

他にも引っ越し系のプラグインだと、Duplicator等が有名ですが設定が難解だったり結構、失敗したりするので 「All-in-One WP Migration」 をお薦めします。

「All-in-One WP Migration」の唯一の弱点が無料で引っ越しできる容量制限なのですが、回避策も書き足しました。ちょっと手間は増えますが、この回避策を使えば殆どのブログの引っ越しが可能なんじゃないかと思います!

それではサクっと引っ越しをして行きましょう!

ワードプレスを簡単に移行できるプラグイン「All-in-One WP Migration」

All-in-One WP Migrationって何?

All-in-One WP Migrationは、ワードプレスのデータベースや画像、動画といったファイルを一つにまとめることが可能なプラグインです。

ワードプレスは様々なファイルを使用して動作しているものなので、1つにまとめることで作業効率をアップできます。

メリット

簡単にバックアップできる

なにも使わずに行うと操作の難しいバックアップですが、All-in-One WP Migrationを使えば簡単です。

難しい操作をしなくてもバックアップが取れるので、初心者の方でも気軽に行うことができます。

復元や移行が楽になる

All-in-One WP Migrationでバックアップを取れば、別サーバーへの引っ越し作業も楽になります。

サイトの移行作業は手間のかかるものが多いので、あきらめてしまう方もいるかもしれません。

プラグインでファイルを1つにまとめられれば、挫折することも減りますね。

デメリット

無料版は利用上限がある

All-in-One WP Migrationは基本無料で利用できるプラグインですが、利用できるデータ容量に縛りがあります。

無料で利用できる範囲は512MBまでとなっているため、512MB以上のデータに使いたい時は有料となります。

ただ、バージョンアップ後からサーバーによって、利用できる上限が変わっています。

もしも、利用上限が少なくなっている場合は、上限512MBで利用するための対策についても後述していますので、参考にされてください。

制限があるためデメリットとさせていただきましたが、回避方法もありますので、後ほどご紹介させていただきます。

All-in-One WP Migrationでワードプレスを移行する方法

All-in-One WP Migrationを使ってワードプレスを移行する手順は、こちらの2つが基本の流れとなります。

All-in-One WP Migrationでワードプレスを移行する方法(通常)

  1. 移行元のwordpressを最新版にする
  2. 移行元サイトにプラグインをインストールする
  3. 移行元のサイトからファイルをエクスポートする(512MB以上だった場合は「エクスポートしたファイルが512MB以上だった場合」の3の手順に進む)
  4. 移行先のサイトのwordpressを最新版にする
  5. 移行先のサイトにプラグインをインストールする
  6. 移行先のサイトに3で作ったファイルをインポートする
  7. 確認して完了

All-in-One WP Migrationでワードプレスを移行する方法(over 512)

エクスポートしたファイルが512MB以上だった場合

  1. 移行元のwordpressを最新版にする
  2. 移行元サイトにプラグインをインストールする
  3. 移行元のサイトからオプションを指定してファイルをエクスポートする
  4. 移行元のサイトからFTPで必要なファイルをダウンロードする
  5. 移行先のwordpressを最新版にする
  6. 以降先サイトにプラグインをインストールする(上限UPプラグインも一緒に入れる)
  7. 移行先のサイトに3で作ったファイルをインポートする
  8. 移行先のサイトにFTPで必要なファイルをアップロードする
  9. 確認して完了

では、実際にプラグイン「All-in-One WP Migration」を使ったワードプレスの移行の手順について見ていきましょう。

ワードプレスを最新バージョンにする

All-in-One WP Migrationを導入する前に、ワードプレスを最新版にしておきましょう。

なぜ最新版にするのか?

と言いますと、バージョンの異なるワードプレス間の移行は不具合を招くかもしれないので、事前に最新バージョンにアップデートしておくことがおすすめです。

ワードプレスのアップデート手順

ワードプレスの管理メニューに行く
更新を選択する
「今すぐ更新」を押す
「最新バージョンのwordpressをお使いです」ならOK

以上の操作で、ワードプレスを最新バージョンにすることができます。

ワードプレスのアップデートはセキュリティ面にも関わることなので、定期的に行うように心がけましょう。

プラグインの導入方法

では、All-in-One WP Migrationを導入しましょう。

ワードプレスの管理画面にあるプラグインの新規追加からインストールすることができます。

インストール手順

プラグインの新規追加を開く
All-in-One WP Migrationを検索する
「今すぐインストール」を押す
「有効化」を押す

以上で、All-in-One WP Migrationのインストールと有効化の完了です。

All-in-One WP Migrationの使い方

プラグインを有効化した後は、ワードプレスのデータをエクスポートしていきます。

エクスポートをすることで、1つのファイルにまとめて抽出することができますよ。

反対に、インポートすることで、保存しておいたファイルを読み込むことができます。

エクスポートの手順

エクスポートは、引っ越し前のワードプレス内で行いましょう。

All-in-One WP Migrationのエクスポートを押す
エクスポート先を指定する
エクスポートを実行する
完成したファイルをダウンロードする

以上の操作で、引っ越し前のワードプレスのデータを抽出することができます。

インポートの手順

インポートは、引っ越し後の新しいワードプレスのサイトで行いましょう。

こちらも上記で記載している導入方法と同様の手順で、プラグインを有効化してから行います。

All-in-One WP Migrationのインポートを押す
エクスポートしたダウンロードファイルをアップロードする
インポートファイルの読み込みを開始する

このような手順で、引っ越しするデータを読み込むことができます。

ただ、ファイルを読み込む際に以下のような英文が表示されるので、不安に思うかもしれません。

The import process will overwrite your website including the database, media, plugins, and themes. Please ensure that you have a backup of your data before proceeding to the next step.

これは、データを上書きするのでバックアップを取りましょうという意味ですので、新規のワードプレスに読み込む場合はそのままで問題ありません。

移行後の確認も忘れずに

「簡単にできた!」と安心する前に、最終確認は大切です。

全てのデータが移行できているか、移行前と同じように表示されているかは目視で確認しましょう。

問題なく表示されていれば、引っ越しの完了です。

All-in-One WP Migrationを利用する時の注意点

エクスポートしたデータの容量が無料の範囲(512MB)を超えてしまうと、有料のエクステンションを購入する必要が出てしまいます。

ちなみにですが、有料の場合は69$なので、約7700円ほどの価格です。

利用制限が30MBまでになっている場合はどうする?

All-in-One WP Migrationは、バージョン6.78頃から無料で利用できる範囲が少なくなっています。

厳密なファイルサイズは「サーバーに依存する」と言われているため、利用しているサーバーによって異なるようです。

エックスサーバーの場合は、インポートの利用制限が30MBまでとなっています。

これだと、せっかくAll-in-One WP Migrationで512MB以内のデータファイルを抽出しても、30MBを超えているとインポートをするには利用料金が発生してしまいますよね。

ただ、512MB以内のデータファイルであれば、こちらの2つの方法でインポートを行うことができます。

  • 旧バージョンを使う
  • All-in-One WP Migration Importを使う(オススメ)

では、詳しく見ていきましょう。

旧バージョンを使う

All-in-One WP Migrationのバージョンを古いものに戻すことで、512MBまで利用できるように戻すことができます。

バージョンを戻す場合は、ワードプレス内にインストールしてあるAll-in-One WP Migrationを削除し、以下のURLでダウンロードしたバージョン6.74のファイルをアップロードしましょう。

All-in-One WP Migration Importを使う(オススメ)

「All-in-One WP Migration Import」は、All-in-One WP Migrationの拡張プラグインです。

こちらのプラグインを追加すると、無料プランで512MBまでのインポートが行えるようになります。

では、All-in-One WP Migration Importの使い方について見ていきましょう。

インストール方法
zipファイルをダウンロードする

All-in-One WP Migration Importのダウンロードページに行くと、画像のような画面が表示されます。

中央にある「Basic」は無料で利用できるので、「Download」を押して入手しましょう。

プラグインをアップロードする

ワードプレスのプラグインの新規追加画面を開くと、上部に「プラグインのアップロード」があります。

こちらを押すとファイルをアップロードできるので、①でダウンロードしたzipファイルをそのままアップロードしましょう。

プラグインを有効化する

画面が切り替わりインストールが完了すると、「プラグインを有効化」が押せるようになります。

有効化して、All-in-One WP Migration Importを利用できる状態にしましょう。

使い方

All-in-One WP Migration Importを使用して512MBまでのデータファイルをインポートする手順は、All-in-One WP Migrationと同様です。

拡張プラグインが設定されると以下のような画面の違いがあります。

拡張プラグイン追加前

拡張プラグイン追加後

このように「Maximum upload file size: 512 MB」と表示されていることを確認しましょう。

このように、簡単にインポートの利用制限を512MBまで解除することができるので、拡張プラグインを利用されることがおすすめです。

512MB以上だけど無料版を利用したい場合

ワードプレスのデータ容量が大きくなってしまう原因は、主に画像ファイルです。

このような場合は、エクスポートの対象から画像ファイルを除くことで、無料でAll-in-One WP Migrationを利用することができます。

こちらにチェックを付けたものは、データを抽出せずにエクスポートすることができます。

ワードプレスの画像ファイルはFTPを使って、ワードプレスのフォルダ内にある「wp-content/uploads」から、新しいワードプレスの同様の場所にアップロードしましょう。

オススメのオプション設定

「なぜこの3つの設定にチェックを入れると良いのか」や「512MBを超える時の詳しい操作方法」に関しては、こちらの記事で詳しく解説していますので参考にされてください。

All-in-One WP Migrationを利用する時のポイント

無料で利用できる容量が決められているAll-in-One WP Migrationは、利用する前に画像を圧縮してサイズを小さくしておくことがオススメです。

事前に容量を小さくしておけば、移動にかかる負荷が減るのでアップロードなどの時間の短縮にも繋がりますね。
簡単に画像圧縮ができて圧縮率に優れているプラグイン「Compress JPEG & PNG images」についてはこちらの記事で紹介していますので、良ければ参考にされてください。
実際に引っ越しする時にかかる時間は、抽出するデータの大きさや接続環境によって変わりますが、上手く進めば5分ほどで引っ越しできてしまうほどです。
大きなデータの場合は数十分かかってしまうこともありますが、ボタンを押した後は放置しておくだけなので、疲労を押さえることができます。

ワードプレスの引っ越しはAll-in-One WP Migrationがおすすめ

簡単にワードプレス内のデータをエクスポート&インポートできるAll-in-One WP Migration。

上手に活用すれば、ワードプレスの引っ越し作業を楽にすることができます。

バージョンやサーバー環境によって利用制限が異なりますので、その点だけ注意しましょう。