ブログを運営して行くとちょっとな~って感じの記事が増えてきます。
・新しい記事を書いても総合的なPVが増えない
・記事数は増えているのにPVが減っている
このような経験はありませんか?
こんな時、新しい記事を入れるよりもリライト等で記事を修正していくことが大切と言われています。
せっかく持っている記事が役立たなくなってしまったら悲しいですからね。
ただ、「とりあえず書き直そう」と、思い当たる記事をリライトするのは失敗に繋がってしまいます。
リライトする際は、本当にリライトが必要な記事かをある程度見極める必要があります。
この記事には、リライト対象記事の選択~効率よくリライト記事を抽出する方法が書いてあります、
リライト記事の抽出のやり方
抽出する際の手順は、データをダウンロードし、表の作成です。
1. Google Search Consoleからデータをダウンロード
2. 簡単解析シートにデータを貼り付ける
3. 対象記事を特定する(お役立ちプラグイン有)
4. リライトや削除を行う
一から挑戦すると少し手間のかかる作業ではありますが、テンプレートやプラグインを用意しています。
定期的な管理を行うことがオススメなので、効率化しましょう。
リライトする記事の選び方
リライトすべき記事は、次の方法で抽出できます。
♦使用するもの
・Google Search Console
・Googleスプレッドシート、またはExcel
♦リライトすべき記事の抽出方法
では、リライトした方が良い記事を抽出してみましょう。
今回の抽出方法は、マクリンさんの記事
サーチコンソールとスプレッドシートを使った、リライトする記事の選び方
を参考にさせて頂きました!
【リライト記事の抽出のやり方】
抽出する手順は、データをダウンロードし、表の作成です。
①Search Consoleからデータをダウンロードする
1. Seach Consoleを開く
2. 検索パフォーマンスを開く
2-1. 以下のチェックマークを有効にする
・合計クリック数
・合計表示回数
・平均CTR
・平均掲載順位
2-2. 日付を設定する
①「比較タブ」を選択する
②「カスタム」で日付を設定する
※設定期間の目安は1週間以上にする
※一時的に跳ね上がった時期は避ける
2-3. ベースを「ページ」にする
3. データをダウンロードする
※データを作るツールに合わせて選ぶ
②簡単解析シートを使ってリライト記事を抽出する
1. テンプレートを開く
※下記で配布しているテンプレートを開くと、タブ「解析」が表示されます。
※こちらは後ほどデータが反映されるページなので、
※そのままにしておきましょう。
2. ダウンロードしたデータを貼り付ける
※タブ「ダウンロードデータ貼り付け」を開くと白紙になっています。
※一括コピーしたダウンロードデータを、A1セルに一括貼り付けします。
3. 「解析」の表に反映される
※自動で表が完成しています。
※「クリック数の差」のフィルタを「A→Zに並び替え」を行いましょう。
③クリック数の差が大きい記事がリライト対象となる
並び替えた表を見た時に、「クリックの差」のセルが赤字の数値が大きいものがリライト優先度の高い記事です。
ここで表示されているクリック数の減少数値が大きいものは、リライトした方が良い記事となります。
テンプレートはスプレッドシート用とエクセル用を用意しているので、良ければご利用ください。
【簡単解析シートのダウンロード】
Google Search Consoleから抽出したデータを1ステップで表にできるテンプレートはこちらから
Excel用(xltx形式)
⇒見本・テンプレート本体のZIPファイル
スプレッドシート用
⇒見本
⇒テンプレート本体(ファイルからコピーを作成)
1. テンプレートのスプレッドシートを開く
2. ファイルのコピーを作成を押す
3. 作成したファイルは自分のマイドライブに保存される
※複製して使いまわしましょう。
簡単解析シートを使わない場合
定期的に行うことだから、なるべく工程は少なく済ませたいものです。
ただ、中には用意したテンプレートを使いたくない場合もあるかもしれません。
もしもテンプレート無しでやる時は、次の方法で抽出できます。
1. ダウンロードしたデータを開く
2. 数値が入っているセル全てに枠線を付ける
※A1セルにカーソルを載せた状態で
※「shift+ctrl 」を押しながら
※「→と↓」を一度ずつ押すと全選択できる
3. B列・E列・H列・K列に列を追加する
※B列を選択した状態で右クリック
※「1列を左に挿入」を選択する
※同様の手順で順番に追加すると
※2列ずつデータが入力された状態になる
4. 追加した行に見出し名を入力する
・B列:クリック数の差
・E列:表示回数の差
・H列:CTRの差
・K列:掲載順位の差
5. 計算式を入力する
5-1. B2セルに「=C2-D2」と入力する
※enterを押すと数値が表示される
5-2. 全ての列に計算式を入れる
① B2セルの右下でカーソルを+にする
② ダブルクリックして列全体に式を入れる
③ B2セルにカーソルをのせる
④ 「shift+ctrl 」と「↓」でB列を囲う
⑤ 選択した列をコピーする
⑥ E2セル、H2セル、K2セルに貼り付ける
6. 数値が減少しているセルの文字色を変える
① セル全体を選択する
② 右クリックする
③ 「条件付き書式」を選択する
④ 条件を指定する
・「次より小さい」
・「0」
・「太字」
・「赤字」
7. フィルタを付ける
① 1行目(列の見出し部分)を選択する
② 「データ」の「フィルタを作成」を押す
8. クリックの差のフィルタを「A→Z」
① B1セルのフィルタマークを押す
② 「A→Zで並び替え」を押す
以上の作業で、Search Consoleからダウンロードしたデータを表にできます。
リライトの判断基準
クリック数の変動は、あくまでもリライトの目安です。
例えば、トレンド記事などはユーザーの需要自体の問題の場合があり、リライトしても変化が得られない可能性があります。
リライト不要の判断基準は、次のような点です。
・掲載順位やCTRはあまり変化していない
・表示回数やクリック数だけが変化している
・検索順位が上がっている
これに該当する場合はリライト対象から除外し、それ以外の記事をリライトしていきましょう。
また、リライト対象から除外した記事は、削除した方が良い場合もあります。
記事をインデックスか除外するケース
リライト対象に当てはまらなかった記事の中で次の点に当てはまる場合は、非表示やnoindexの検討も良しとされています!
・アクセスがない記事
アクセスが1日1人すら来ていない記事
・検索順位が50位以下になっている記事
キーワードを狙って書いているのに、検索順位が50位以下の場合
・客観的に見て出来栄えの悪い記事
過去の記事を見ると出来栄えが悪く見えることはよくありますが、削除対象はあまりにも出来栄えが悪い場合のみで良いです。
すべてをリライトするのは難しいですし、まぁまぁなら現状維持、気になるものはリライト、ダメダメなら非表示にしても良いでしょう!
これらの記事は、デメリットがあるので非表示やnoindexの検討が必要になります
♦削除すべき理由
そもそもなぜ記事を削除しなければいけないのかというと、
1. 検索エンジンが価値の低い記事と判断する
2. ブログ自体の評価を下げられる
3. 積み重ねでブログの評価が大きく下がる
と、このような流れでSEOに悪影響を及ぼすためです。
評価の悪い記事を残せば残すほど、検索エンジンからのアクセスが減ってしまう可能性があるので、アクセスの見込めない記事は排除を検討しても良いです。
♦記事を削除する方法
1. 削除したい記事を選ぶ
※チェックを付ければ一括操作ができます
2. ゴミ箱に投入する
これだけの操作で削除できます。
ただ、せっかく書いた記事を削除するのは、少し勿体ない気がしますよね。
苦労した記事は消したくない…!
SEOへの悪影響を避けて記事を残したい場合は、次のような方法があります。
・Noindexにする
検索エンジンにはかからなくなりますが、記事自体はブログ内に表示させることができます。
内容は消したくないけど、SEOへの悪影響が心配な時に有効です。
・別なブログに記事を移動させる
アクセスが少ないけど大幅な修正なら検索順位の上位が狙える場合です。
記事の8割を別な記事に書き換えた後、古い記事から新しい記事へ301リダイレクトしましょう。
・記事を非表示にする
削除はしたくないけどブログ上に表示させておくメリットもない場合は、記事を非表示にしましょう。
後からリライトする場合に復活させることができます。
このような方法を行えば、記事コンテンツ自体は残すことができます。
♦Noindexにする方法
1. 記事の編集画面を開く
2. 画面下部にある「インデックスしない」を選択する
♦別なブログに移動させる方法
1. 新しく記事を作る
複製やコピペで古い記事を写し、
リライトしても良いですし、
同じキーワードで内容を書き直してもOK
2. 301リダイレクトする
永久的に転送します宣言です。
転送元となる古いブログの、
「wp-config.php」などと同じ階層にある
「.htaccess」の
「# END WordPress」の下に追記します。
【例】
・転送元:http://old.com/cont
・転送先:http://new.com/cont
【書き方】
redirect 301 /cont http://new.com/cont
と入力する。
3. 古い記事を削除する
♦非表示にする方法
1. 記事編集画面に行く
2. 公開状態を「非公開」にする
このように、個別設定で非表示にすることが可能です。
ただ、この方法は1記事ずつの作業になるため、記事数が多いサイトの場合は困難です。
プラグインなら簡単に一括非表示ができる!
抽出したデータのURLから該当記事のみを一つずつ非表示に切り替えると、手間が多くて一苦労です。
例えば、一つずつ変更しようとすると、「データのURLを開く」と「設定を変更する」を記事ごとに繰り返したり、
「URLを開いてタイトルを確認する」と「投稿一覧から該当タイトルを探す」のような作業になります。
SEOに影響する部分なので定期的に操作しておきたいところですが、件数が多ければ多いほど正直大変です。
しかし、そんな都合の良いプラグインは見つかりませんでした。
そこで、今回、プラグインを作りましたのでそれを使って効率よく作業して行きます。
楽をしたい方はプラグインを使うことがオススメです。
プラグインの特徴
・削除や非公開の一括変更ができる
・抽出したデータをそのまま使える
・操作が簡単
プラグインの使い方
1. プラグインを導入する
2. 抽出データからURLをコピーする
※一括変更したいURLをまとめて選択する
※「Ctrl+C」を押してコピーする
3. URLを枠にペーストする
※投稿一覧の上部にある枠をクリックする
※「Ctrl+V」を押してペーストする
※枠右下を引っ張ると枠サイズを変更できる
4. 投稿を検索する
5. 一括変更を行う
※タイトル横のチェックを付けると
※該当記事を一括選択できる
5-1. 記事を削除する場合
※「ゴミ箱に移動」を適用するだけ
5-2. 非公開にする場合
※「編集」を適用する
※ステータスを「非公開」にする
※更新を押せば一括変更される
このように、プラグインを使えば抽出したデータから、コピペでそのまま設定を切り替えられるようになります。
上記の場合だと5件の変更ですので、5回繰り返す予定だった操作をこれだけの工程で済ませられました。
作業効率は量が増えれば増えるほど大きな差が生まれてくるので、面倒な作業を省きたい方はプラグインの活用がオススメです。
プラグインのダウンロード
URLを指定して記事を一括管理出来るプラグインはこちらから⇒プラグインダウンロード
まとめ
実際にテンプレートとプラグインを利用して、一括非表示までのステップをまとめると、
・ Google Search Consoleからデータをダウンロードする
・テンプレートにコピーペーストしてフィルタで並び替える
・該当URLをプラグインに貼り付けて一括設定する
という流れなので、面倒な工程をここまで簡略化できました。
日々の記事の管理で、SEOへの影響に差を付けましょう。